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0点の自分で甘えたい

何回も見た映画

お題「何回も見た映画」

 

何回も見た映画。

 

まず私はあまり映画を観ない。

嫌いなわけでもない。

でも自身の生活の中に映画を見る、という選択が常にはない。といったような感じ。

 

でもそんなある日私の自宅にDVDプレイヤーが降臨。(当時付き合ってた彼が買ってくれた)

私の自宅でおうち映画館をしたかったそうだ。

とは言っても、2人でそこまでおうち映画館を開館はしていない。

ほぼ私1人で楽しんでいたのである。

 

まぁそれを機に映画をばんばん見るようになるのである。

 

映画に疎い私だが、どうしても見たいものがあった。

それが『マイ・インターン』。

 

少しストーリーを説明すると、

若くしてアパレル関係の企業を立ち上げた主人公アン・ハサウェイ

仕事が出来て、家庭もある。そしてこの忙しさを理解し、サポートしてくれる旦那も。

経営が軌道に乗り、家庭と仕事の両立が難しくなるさなかで起こるいくつかの問題。

彼女はそのツラさを、プライドという4文字のせいで人には伝えられず苦しむ。

素直になること、妥協しないこと、ほしいものすべてを自分のやり方で手離さずしっかり掴んでいること、シニアインターンで入社したロバート・デ・ニーロから教わり、会社でも家庭でも唯一無二の存在へと変化していく。

 

ざっとこんな感じである。

 

私が何回も見た、見てしまったことにはちゃんと理由がある。

やりたい、やってみたい仕事に本気で打ち込んだ時今ある彼との生活を変わらず続けられるのだろうか?

と不安に感じていたからである。

いってみると、リアルに重ね合わせることが出来たから、といったところだろうか。

 

この当時ひどくこの事で悩んでいたのである。

結局やりたいことが選べなかった。

彼のせいでも何でもなく、私自身2人の生活が今変わってしまうことに自信がなかったから。簡単に言えば、タイミング、っていう便利な言葉で片付くのだろうけど

結局は私の弱さである。

そして現在彼とは破局。

ちゃんとそれを選べば良かった、なんてたまに思ったりもする。これもまた私の弱さである。

 

アン・ハサウェイはそうではなかった。

会社の舵をとることも、旦那との心の修復も、そしてその愛も、すべてを諦めなかった。

例えこれが映画とはいえ、彼女のその選択する強さに魅入ってしまった。

 

目の前のことが変わること、それは時にワクワクし時に不安にもなる。

自分だけの変化ではなく、周囲も変わっていく。その変化を楽しみ、乗り越え、苦楽を共にしてくれるビジネスパートナー、そして人生のパートナー。

 

それは彼女の頑張る姿にみなが惚れ込んでいるから、だと私は解釈している。

 

恥ずかしいくらいに劇中の彼女は頑張っている。バタついていたって、自分の為以上に誰かの為にいつも頑張っている。

 

いつどんな時代も、どこの国でも、年齢がいくつでも、人の為に何かが出来る人。

本当の愛を知っているのだろう。なんて風に思う。

 

仕事に対する思い、愛するパートナーへの思い。

欲張りでいいじゃないか。欲しいものは欲しい、手離したくないものは手離さない。

 

めちゃくちゃ単純なのに、大人になれば何かしら理由をつけて諦めてしまうことをこの映画から思い出させてもらえた、そんな気がする。

 

 

 

それにしても劇中のアン・ハサウェイ、おしゃれで可愛くて、超絶イケてるわぁ。

 

海外のあの自由さには憧れすら感じる。